献杯

少し前（2018年3月初め）の事です。宿でテレビのニュースを”聞き”ながら朝食の準備をしておりました。関東地方のどこかの市長さんがセクハラを議会で追及されているニュースが流れました。どうやら、ある市長さんが酒席で女性職員、女性議員に自分で使った杯での飲めと強いたことから｢セクハラだ｣と議会での追及の模様がニュースになったようです。（単に酒席だけの事ではなく、積もり積もったものもあるのでしょうが。）

市長さんへのテレビ局のインタビューでは｢私は九州出身なので、九州には献杯という同じ杯で飲む合う習慣があります。それで誤解されたのかも。｣と応えてました。

私は九州人です。18才まで北九州、福岡で育ち、以後にも熊本で数年、度々の福岡への帰省もあったし、今も時々は長崎、熊本、大分の方々との酒席を含めての付き合いもあります。

献杯自体は、昔聞いたような、男同士の酒席で見たような記憶はあります。九州のどこかで今もあるのかも知れません。しかし、それを女性に強いるなんて話は聞いたことも見たこともありません。テレビを聞くから観るに変えテレビに向き合った私は、思わず画面に向かい｢市長さん、あなたは九州のどこ？九州はそげん野蛮なところじゃなかバイ｣と呟いたのでした。

アメリカでは最近セクハラ問題でハリウッドの大物プロデューサーの追放や、議員の辞職もあったように覚えております。（イギリスでもだったかな？）

今年2018年のアカデミー賞でも、昨年の主演男優賞をとったケーシー・アフレックも兄のベン・アフレックも、マット・デイモンも欠席でした。セクハラに関しての問題で、らしいです。（当夜のメリル・ストリープの洋服の色が黒ではなく、赤だったので、少しホッとしましたが。）

セクハラって自分を厳しく律することが求められることですね。私だって、思い返すと、今でも赤面の至りである、こともありました。思い出しては猛省をしております。