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ナベサダさんと18才ドラマー [雑記]

BSの番組表を何気なく見ていたら、「渡辺貞夫さんと18才ドラマーの国内ツアーに密着」とのサブタイトルがついたアーカイブスからの17年前の番組があったので、録画をして観た。正味1時間40分くらいか。引き込まれたなぁ。

思い出した・・20才の頃、高校時代の元クラスメート(女性)との喫茶店でのお茶の席に、元クラスメートの友達(違うクラス。女性)と彼女の"弟"が同席した。彼は我々が話している間中、ずっとテーブルを指で叩いてリズムを取っていた。何でも「プロのジャズ・ドラマー志望」との話だった。

あの席に何故"弟"くんが来ていたのかは、今も謎だ。あるいは"ねーちゃん"は「あんたもね、ドラマーになるなんて夢みたいな事を言っていないで、ちゃんとしな!でないと、こんな男(私)になるよ」と見せにきた、だったのか・・。

昔はさ、"弟"はよく"ねーちゃんの集まり"についていったが半分、つれていかれたが半分だったよね。"弟"は小さい頃、よくいじめられていた近所のガキ大将に、ある日、ねーちゃんは復讐?をしてくれたし、恋の悩みも相談していたのだろう、その方面の秘密も握られているし、で、一生頭が上がらない。何だろうね、あの"ねーちゃん"って・・。私70、ねーちゃん73の今でもそうだ。

しばらくして何かの折に、元クラスメートにあの"弟くん"の消息を訊いたら、ドラマーへの夢は諦めたらしいと聞いた覚えがある。あのお茶から4年くらい経っていたか。もう、45年くらい前の話になる。「プロのドラマーになるって大変なことなんだな」と思ったのを覚えている。

17年前のナベサダさんは「功なり遂げた世界のナベサダさん」と言うには失礼なくらいだったと思うのだが、その人が(あえて、の)18才の新人ドラマーを連れての国内ツアーに出た。



当時のナベサダさんは70才。今の私と同年齢。タバコを吸っている~・・そこかい?!・・いやいや、とにかくお元気だ。今の私の5倍以上の活発さ、だ。(今の我が身を思うと、少々、がっくり。)

番組はツアーに同行しての密着取材だ。18才のドラマーは高校を卒業したばかり。地元では「天才」と知られているとのナレーション。その彼がクワルテットのドラマーで苦悩する様子が続いた。

あの時のナベサダさんはツアーをこなしながら若い人を育てていた・・時にはイラつき、時には褒めて、時にはむっとしながら・・の当時の70才の情熱には改めて敬服した。

私が仕事をしていた時代、ある若い人の「見極め」を2日間でしろとの業務指示を受けた事があった。「私がですか??」とずいぶんと抵抗したが却下され
1日目が始まった。(余り結果が良くない)1日目がおわり、私の宿舎での夜は、しばらくは眠れずに天井を見ながら「明日は"そつなく"やってくれよ~。俺の方が胃が痛いよぉ」と呟いたのを思い出した。(彼は次の日は"そつなくこなした"のでメデタシだったが。)

番組の最後に(Ayumiさんアナウンサーによると)ナベサダさんは今年87才で、秋から国内演奏ツアーをやられる予定だとか、またしても敬服。

BlueGiantという「ジャズ・ミージシャン(サックス)」が主人公の漫画がビッグコミック(月2回の発刊)に連載されている。主人公が彼が高校生の時から読んでいる。東北から出た東京では老舗ジャズライブハウスで演奏し(東京制覇?)、ヨーロッパで成功(欧州制覇?)して、今、アメリカ西海岸に居る。う~ん、連載はもう何年目かな。私が生きている内(あと2年以内か??)に終わって欲しい、よ。


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