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抜海という駅(北海道) [旅]

bakkai.jpg人生に悩んでいる人がよく訪ねる駅だそうです。そんな内容の番組をテレビで放映してました。ある人はプラットホームにじっと座って・・・ある人は待合室で天井を見ながら・・考え込んでおりました。う~む、私とて悩みがない訳ではありません。番組を見ながら一度は行ってみようと思いました。



ある時、行ってみました。が、う~ん、プラットホームも駅舎も私には何も語りかけてくれませんでした。う~む。

流氷が見たくて往復した冬のフェリーの復路が事前案内では定刻だった運航が大幅に到着が遅れてしまい、歩きの客(業界用語で車無しの客は”人力車”と言うらしいです。)の私は着いた先では交通手段がないとのことで、フェリー会社ではタクシーで大阪の難波まで送ってくれることになり、もう一人、歩きの乗客がいるとのことでした。

フェリー到着後彼と一緒になりました。2人で乗ったタクシー。約2時間の道中で話も少ししました。札幌の若い方で、年齢は28才で転職を2回して、今は就活中だけど、これから四国の八十八カ所を巡る旅に行く積もりであること等を語ってくれました。「そうですかぁ。僕はね、この年まで八十八カ所を巡ろうと思った事がないのですね~。やっぱ、いつか行かんといかんのやろかぁ・・僕はどこかがおかしいのかなぁ・・」と呟いた私・・。彼とは公共交通機関は全て止まった未明の難波の駅でタクシーを降ろされ、そこで別れました。

私、これまで四国の八十八カ所もお伊勢さんにも金比羅さんにも、少し違うけど所謂「城巡り」にも、一度も行こうと思った事がなく67才の今まできております・・変人?凡人の域にさえもまだ達していない?のかも知れません。抜海駅の事は、今も時々思い出しております。


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