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その後のデジタル通信(30) [アマチュア無線]

*** XLXリフレクターでC4FM交信をする ***

これまでD-Star(DCS?)でのみ使っていたリフレクターですが、プログラムのxlxdは最近のバージョンからFusion(C4FM)も使えることになった、とありました。私的な実験用として動かしているリフレクター(うちんちリフレクター=以下、"うちんち")をバージョンアップをする際は、一応C4FMが使えるようにバージョンアップをしておりました。

さぁ、この先、C4FM同士の交信は実現するのか?



最近、JapanLinkという、C4FMを使い交信をするプロジェクトが動き出しましたが、これは素晴らしい試みだと思います。でも(聞くor聴く、だけの為に)メイン・ストリーム?に接続をすると、その時点で自分のコールサインが"皆様の目に"触れてしまいます。う~ん、これ、苦手でしてね。まぁそれで、dashboardだけを眺めて(=交信は聞こえない)、送信テスト(マイク・ゲインの調整)が必要な場合は、夜中の2時、3時にテストをして・・それがこれまでの私のJapanLinkです。

D-Starで交信している旧知の複数局はBlueDVを最新版にしてJapanLinkを聞いたりしているような感じ?です。「うふふ、BlueDVを最新バージョンにしたぁ?」いまこそ(彼らを引きずり込む)絶好の機会です、ね。

それで"うちんち"で(D-Starで出入りの)他局とのC4FMで交信に備えて一人で実験を始めました。先ずはpi-star+FT1Dで繋ぐ、でした。方法は、JG3EBB OMのホームページの記事を参考にさせていただき、pi-starの中のYSFHosts.txtに("うちんち"の)データを書き加え、OMが書かれていたのを真似て、しばらくは実験の継続の為に毎朝のHostデータのアップデートを停めて実験を続けておりました。

この段階ではFT1Dの送信音声は同じモジュールに繋いだBlueDVで確認出来るし、BlueDVの音声もFT1Dから聞こえましたが、でも、何か変!?だぞ。BlueDVでの送信の履歴(ログ)が出ない・・。

次にBlueDVで単独(自分の試験)、もしくは(旧知の局の協力での)BlueDV同士では"接続の表示"はするものの、話せない状態=送信ボタンを押しても変化なし、でした。(操作としては、BlueDVのFUSIONを選び、XLXボタンを押して、プルダウンで"うちんち"は表示されますから、それを選びました。)

では、pi-starをつないでおいて、他局はBlueDVですと、pi-starとBlueDV間の交信は出来ましたが、dashboardの表示がおかしくなりました。履歴では相手局が、私のpi-star装置経由の表示になる・・またしても相手局の送信履歴は残らない。

まるで、pi-starは触媒のよう??!!です・・関係ないけれど。 しかし、何故あの表示??

う~む、悩みました(さ)。ハードウェア??いや、リフレクターのプログラム内の設定だよね、きっと。どこかで記述を間違えた?C4FM用の(もし有れば?の更なる)設定が抜けている??

(その時は飼い犬の調子が悪く、病院通いが続いていた時でした。動物病院がまた待たされるんだなぁ!これが。でも、私は9.5Kgの犬を抱いたまま待合室の隅っこの椅子で「どこか抜けがないか?main.hの書き間違いはないか?」とコンパイル前の書き換えたところを一つ一つを思い出しながら、反芻(って、こんな場合に使うのか??)しておりました。まぁお陰で、1時間~1時間半の待ち時間でも苦痛ではなかった・・です。)

これらの実験は、"うちんち"のOS(ラズビアン64Bitのベータ版)のアップデート中のアクシデント="引っかかって"アップデートが止まった・・あ~!・・もあった直後だったので、OSのどこかに"ひび"??!?が入った??のかも、と、OSから入れ直しての"もう1システム"をPi4でつくることにしました。

"もう1システム"をつくる、などの(重)作業をする時には、有線LAN、デスクトップPC、大きめのディスプレイがある自室で、が常なのですが、2階にある自室は、エアコン装置は付いてはいるものの、福島原発事故以後の9年は動かしてもいないし、動かす気もないので、いまある小型扇風機のみでは、このところの37~38℃の猛暑では、昼は10分でギブアップで、夜も午前2時を過ぎないと作業が出来ません。そんなある夜、午前1時から作業を始め終わりは4時半だったか。(当然、終わった時は汗びっしょり。)

出来上がったシステムを立ち上げて、これでどうじゃい?と朝ご飯や新聞やTVを観ておりましたら旧知の局から「やはりおかしい。以前と変わってない」とのメッセージが届きました。

う~んダメかぁ・・。朝食を食べながら、う~む・・なんでぇ・・。もう外気温も上がってきたので、昼のハード類の作業は無理だぜぃ、でした。

思いついたのが、JG3EBB OMが書かれていたように、"うちんち"を
https://register.ysfreflector.de
に登録してみるか、でした。

(登録自体は・・こんな事を書いては叱られますが、権限者?のコールサイン、メイルアドレス、XLXのURLを正しく記入すれば他は適当でも??・・認められるようです。一番最初の項目の名前(Name)・・はて、俺の名か??、説明=description・・はて、何を説明??などなど。これらは海外局を見ていると、好きなようにリフレクターの名前とかニックネームを書いても構わないような感じです・・本当かね??・・知らんですけど。)

記入が終わり送信するとその場?で「おめでとう、登録が出来ましたよ」とのメッセージがでます。自動返信メイルも直ぐ来ます。今日はこれだけで、もういいやぁとラズベリー・パイを再起動して動かしておりましたが、夕方、BlueDVでのYSFのプルダウンで出てくる登録済みの局のデータを見ておりましたら"うちんち"がもう掲載されておりました!おお!!早っ。

さっそく"うちんち"を選び接続をして、(自動で"うちんち"の特定モジュールに入る。)送信をしてみると、おお、これは行ってるぞ~感あり、でした。

pi-starでつないだFT1Dからもカーチャンクが聞こえてきました。ここで旧知の局にBlueDVを起動してしてもらい、同じように設定と操作をしてもらい、こちらはpi-starを切断してBlueDV同士のみでの交信を試みますと、無事交信が成立し、履歴にも正しく記録されておりました。

他の局にも後刻、BlueDVでのテストに付き合ってもらって正常な交信と記録を確認しました。

そうかっ、ハードウェア上のリフレクターのプログラムは正しく動いていたのか・・。

要は、

**** BlueDV同士でのリフレクターでのFUSIONを用いての交信は、(deの組織?の)登録済みのリフレクターでのみ、正常に行える ****

という事になるのでしょうね、がこれまでの結論です。

pi-starは砕氷船みたいなもの。氷を砕くように"どこへでも"接続するというソフトウェアです。装置も"mmdvm+pi-starを載せたワンボードマイコン(ネットにはWi-Fi接続)"<->"トランシーバ"・・という、手間もお金も掛かっている装置が必要です。

BlueDVは""音声圧縮展開??(AMBE)部分だけをサーバーを動かすか、USBスティック状のものをPC等に挿して""等の手配をすれば、WindowsPCやアンドロイド・スマホにインストールさえすればD-Star、C4FM、DMR等に対応した交信が出来る優れたフリーのソウトウェアです。

一時はNoraGatewayにD-Star部分を獲られた感?もあった時もありましたが、私の場合は国内D-StarはNoraGatewayとpi-star、実験にはBlueDVでとなり、手元PCには必ず最新のVersionのBlueDVを入れておくというソフトウェアです。(アンドロイド・スマホにも。)

(想像するに)BlueDVは手軽なソフトウェアであるけれど、作者のDavidさんは、User側の使用に関しては自由だが、使用する場所を提供する側にはそれなりの対処=フィルターと言うか、ハードルと言うかを掛けさせて設けさせてもらっているよ、という事なのでしょうね、とは私の勝手な想像です。

pi-starのYSFHosts.txtを夕刻にマニュアルでアップデートしましたら、"うちんち"のデータは登録されておりましたので、毎朝の自動データ更新に戻しました。また、スマホのBlueDVAmbeにもYSFで"うちんち"は出てくるようになりました。おお。

ヨーロッパでの時間で深夜の登録、朝のデータへの反映・・自動で、でしょうけど、有り難いものです



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コメント 2

kan

どんどん進化していきますね。
変化の瞬間はいいものです。

by kan (2020-08-28 14:38) 

さーちゃん

ですね~。まさかね、眠っていたYAESUの機器をまた使うとは、です。でも、Userとしては「お前ら、**に登録せよ」なんていう言いがかりもない(!)ので、この方法が一番アマチュアらしいかも知れませんね。でもね、川の向こう岸はWiresXなので、決して川を渡ってはいけませんぞ。
by さーちゃん (2020-08-28 18:00) 

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